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  • 2016.02.13 Saturday
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レ・ミルゼ!ラブル 【ネタバレ注意】

世界的に話題の映画「レ・ミゼラブル」。
皆さんはもう観ましたか?

私は2回見ました。ちなみにうちの奥さんは3回(笑)

いやいや、なんて言うかストーリーは突っ込みどころ
満載なのですが、不思議に引き込まれて、最後は全身
のあらゆる浄化が始まるような、所謂、細胞レベルに
働きかける見事な映画でした。

まぁ、ヨーロッパ的カルマがない人には、単に大げさな
西洋歌劇に見えるかもしれませんが、「キリスト教」
「律法」「貧民窟」「娼婦」「革命」なんかのキーワード
に引っかかる過去生をお持ちの方にはお勧めです(笑)

そして、この映画に通底する「神の愛」、「許し」、
そして「罪悪感の消失」とは、今この時代にとても
必要なメッセージではないでしょうか。

人や世界を変えることができるのは「神の愛」、つまり
「許し」だけである。

今この世界は、「決して許してはいけない」という
様々な立場からの正当化によって、お互いがお互いを
攻め立てる興奮状態です。

主人公ジャン・バルジャンが19年の服役から釈放され
ながら、世間に受け入れられない憤怒から、「決して
奴らを許さない」と叫ぶ興奮状態と同じです。

失望から自暴自棄になるジャン・バルジャンを救うのが
「神の愛」を体現するミリエル司教です。

ジャン・バルジャンは、司教から許されることによって
生まれ変わります。

それは、興奮状態にあったジャン・バルジャンが
「銀の燭台」に象徴される神の一筋の光を受け取った
ということです。

そして、ジャン・バルジャンは、自己の罪悪感と葛藤
しながら神から受け取った「許し」を、今度は自分の
人生で実践しながら体現していくことになります。

主人公を追い回すジャベール警部とは、まさにジャン
バルジャンの罪悪感の投影である影そのものです。

そして、財産や市長という名誉、最後はコゼットという
「特別な愛」というエゴの象徴を一つ一つ手放していく
ことで、本当の「神の愛」に目覚めていきます。

私は、この映画のクライマックスは、革命の最中、
一時の休眠をしているマリウスを讃え、祈るジャン
バルジャンの姿にあると思います。

ジャン・バルジャンの背後に映る「一つの目」は、
まさに分裂のない「神の視点」に立つジャン
バルジャンの心象を象徴的に映しだしています。

ところで、この目をフリーメソンの象徴である
「プロビデンスの目」として陰謀論につなげるのは、
ちょっと無理があります。

確かに、原作者であるビクトル・ユーゴーは、
フリーメソンであるという噂もありますが、ここは
やはりジャン・バルジャンが、コゼットを奪うかも
しれない青年に生きて帰ることを祈る自我を超えた
視点、つまり「神の視点」に立ったことを高らかに
歌っているのです。

そして、ジャベール警部の自殺です。これは、あまり
にも唐突に思えるかもしれませんが、もともとジャベール
は、ジャン・バルジャンの罪悪感の影で、そもそも存在
しないのです。

つまり、ジャベールの自殺は、ジャン・バルジャンが
自己の罪悪感を許しによって完全に消失させ、神の平安
を取り戻す象徴で、それはジャン・バルジャンのエゴの
自殺なのです。

ですから、エンディングの天国で、ジャベールがいない
のは、地獄に落ちたからではなく、ジャン・バルジャン
とジャベールが完全に統合されているからなのです。

「レ・ミゼラブル」は、ジャン・バルジャンが司教から
受けた「神の許し」を実践し、エゴの殻を一枚一枚
脱ぎ捨て、最後に罪悪感を克服し、神の永遠の平安で
ある天国にたどり着くという壮大な叙事詩を感動的に
謳いあげているのです。

それは、今の私達に細胞レベルで語りかける「神のメッセージ」
そのものなのですね。

人や社会を変えることができるのは、怒りや制裁や法や規制
ではない。

人や世界を変えることができるのは「神の無限の愛」、
つまり「無条件の許し」だけである。

今こそ人類が気づかなくてはいけないメッセージですね。

いやいや、久々に感動した映画「レ・ミゼラブル」。

もう一回くらい

見るぜ!ラブル(笑)



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  • 2016.02.13 Saturday
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コメント
深いです

さすが!
  • みっこ
  • 2013/02/11 12:23 PM
☆みっこさん

いい映画って言うのは、深読みできる
ということなんでしょうね(笑)
なるほど、なるほど。

自分の観方がひねくれていることがよくわかりましたー(笑)
どうひねくれてたのかは秘密。
  • beijaflor
  • 2013/02/11 3:32 PM
☆beijaさん

いやいや、ひねくれた観方は、私の方かも
しれませんよ(笑)
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