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  • 2016.02.13 Saturday
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ジョニーのダディー 後編

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ21

いや、僕は本当に気絶してしまったらしい。
ふと、気づくと僕は、ジョニーのカーの助手席にいた。
ジョニーは何事もなかったかのように鼻歌を歌いながら、ハンドルを
握っていた。

ジョニーさん、お父さんは?

「あはは、チョロイもんさ(笑)」

ひどいなぁ。しかし、宇宙でも地球でも親子の関係は変わらない
ですねぇ。

「いや君それは根本的に違うよ!宇宙では、親子関係は一つしか
ありえない。それは大いなる唯一の存在とその子供達だけさ。
地球には無数の親子関係があるだろ。我々にとってそれにあたるのは、
仮の親でしかない。」

じゃあ、僕のお父さんも「仮の父」だっていうでんすかぁ?
なんかよくわからないなぁ。

「地球を親と考えてみなよ。そしたら君等は地球という唯一の存在の
子供達だろ。生みの親や育ての親は、地球という唯一の親の代わりに
地球の子供たちを一時的に預かっているだけなのさ。だから自分の子供
として育てるわけではないのさ」

えっ、でも僕の両親は自分の子供として僕を育ててくれたし、僕も
子供が出来れば、自分の子供として育てると思いますが・・・。

「だから言っただろ、宇宙と地球の親子関係は根本的に違うのさ」

じゃあジョニーさんのお父さんは、ジョニーさんを自分の子として
育てないのですか?

「仮の親は、我々に宇宙の偉大な一なる存在の愛を教えるティーチャー
みたいなものさ。だからもちろん先生として尊敬しているよ」

なんか素っ気ないなぁ。親子って特別な関係でしょう。

「あはは、だから言ってるだろ。特別な関係があるとしたら、宇宙の
一なる親と我々子供達との関係だけさ。これ以外に特別なものは
ないだろ。だから、仮の親は、自分が生んだ子だろうが、他人の生んだ
子だろうが預かりものとして等しく育てるだけなのさ。もっとも『他人』
なんて概念はとうの昔にないけどね(笑)」

じゃあ何で、僕らの地球では自分の生んだ子が特別だと思ってしまう
でしょうかねぇ?

「あはは、だからこそ地球は、絶好のゆるしの練習場になるのさ!」

いつものような超然として話すジョニーだったが、僕はやっぱりジョニー
とお父さんが僕らの親子関係とあまり違わないと感じた。
何となく、ジョニーを近くに感じた瞬間だった。
今度ジョニーのお父さんに会ったら、ジョニーの子供時代の話を聞いて
みようと思うのだった。

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レイキ=大宇宙のエネルギーと共に暮らす、スピリチュアルなライフスタイルの提案
anubis22のサイト:「太陽レイキ」

ジョニーのダディー 中篇

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ

「それじゃ、お父さん、お元気で!ちょっと先を急ぎますので」

ジョ、ジョニーさんそんな!折角お父さんに会えたのに、そんなに
急がなくても・・・

「まぁ待ちなさいジョニーや。ところでお前、地球の子をこんな
領域まで連れて来て、何をたくらんでおる」

「別に意味なんてありませんよ。単なる気まぐれな旅です」

「お前まさか、地球に降りているのじゃないだろうな。」

お父さん!地球ではジョニーさん伝説というか、とても有名
なんですよ。

「き、君さぁ。空気読むってこと知らないね(苦笑)」

「ゆるし屋ジョニーと呼ばれているのは風の噂で知っておるが、
地球で『ゆるし』を実行することが、どんなに危険なことか
わしはお前に教えたはずじゃがのう」

「お父さん、子どもは教えられたことと反対のことをしたがる
ものですよ(笑)でも安心してください。もう、地球へは降りてません
から、この子もあるステーションで乗り合わせただけですよ」

「しかしじゃ、よくその子を乗せてM22スターゲートを通過できたのう」

「・・・・」

僕は二人の会話を聞いていて、どうしてよいかわからなかった。
その時、突然うっとりする音楽のような聞き覚えのある声が聞こえた。

「お父さま!ご無沙汰しております。お元気そうで嬉しいですわぁ」

「おぉぉぉ〜、ジェニーじゃないか〜。相変らず美しいのぉ。どうか、
この老いぼれをハグしておくれぇ」

僕は、きらめくばかりの銀色の長い髪をなびかせながら、お父さんを
まるで子どものようにあやしながら、僕にウインクをするジェニーの
姿を見て気絶しそうになってしまった・・・。

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ジョニーのダディー 前編

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ

「忘却の星」の見学を終えた僕らがカーに戻ろうとした
瞬間、どこからともなく年配の人の声が聞こえた。

「ジョニーじゃないか?」

ん・・・ジョニーさん?今ジョニーさんを呼ぶ声が聴こえましたよね。

「き、気のせいでしょ。さぁ、とっとと引き上げようぜ!」

「この派手なピンクのカーは、やっぱりジョニーじゃな」

その瞬間、どこからともなく、白い長髪のおじいさんが現れ、
微笑みながら僕らのピンクのキャデラックをなでていた。

「ちっ、見つかっちまった。おやじだ・・・」

お、おやじって、ジョニーさんのお父さんですか!

「と言っても『仮の父親』さ。まぁ育ての親かな・・・」

育ての親?ジョニーさんは私生児だったですか?

「ぷっ(笑)相変らず地球人的発想だね。我々の本当の父親は
この宇宙で唯一しかいないよ。我々は皆その人の子どもさ。
誰から生まれようと誰に育てられようと、それは仮の親でしか
ないのさ」

ジョニーさんお父さんに向って、そんなつれない言い方・・・。
もしかして反抗期ですかぁ。

「君、相変らずウザイねぇ(笑)」

「ジョニーや。元気そうじゃの。君等の会話を察するに、その子は
地球の子じゃな?」

「お父さん、相変らず『作品』のメンテナンスですか?たまたま
通りかかったので、あなたの作品の見学をさせていたのですよ」

僕は二人の会話から、この『忘却の星』の作者に思いのほか
早く出会えた事に気がついてドキドキしていた。そして、その人が
ジョニーのお父さんだなんて、なんだかとてもワクワクしていた。

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忘却の星 後編

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ

「光の子という"意識"は、寂しさのあまり、仲間が欲しくなり
無数の意識に分裂した。しかし、いざ分裂すると初めて見る
お互いを光の親と勘違いし、悲鳴をあげながら方々に逃げて
拡散したのさ。それが、この宇宙空間の誕生ってわけだ。」

ちょ、ちょっと待ってください。僕らの地球には「ビックバン」って
いう宇宙誕生の科学的根拠があるんですが、まさか・・・。

「そう、悲鳴をあげて一目散に逃げた時のね(笑)」

ねって・・・。

「まぁ拡散したって、また寂しさで集合する。そうやって、分裂した
意識は、自分達の唯一の隠れ家を守るために、拡散と収縮という二つの
葛藤するエネルギーで幾重にも強固に思える物質的な宇宙を創造して
いったのさ。それがアノ鋼鉄のように見える壁面の本当の意味さ。」

意識がこの宇宙を創造したって言うことは、僕らがこの宇宙を創ってる
って言うことですか?

「そう、全くの幻想の宇宙をね。あの光をよく見てみな。」

僕は、壁面にある光をよく観察してみると、それは一個一個少しずつ
形の違うレンズのようだった。目を細めてその光の奥を覗いてみると、
中は空洞でこの世のものと思えない神々しい光で満たされていた。
僕は一瞬光に溶け込んだと思うと、今まで感じた事もない恍惚感で
身震いした。

「君が見ているのが、真実の宇宙さ。しかし、この壁面の意識という
レンズたちは、自分の内側の真実の光を見ずに、外側の自分達が創った
幻想の宇宙を見続けている。つまり、自分達が壁を立てて創造した
闇の中に無意識の罪悪感を投影し続けているんだ。」

それじゃ、まるでエンドレスの映画館じゃないですかぁ〜。

「あははは、それはいい例えだ!そうコレはまさに球体の映写機だ。
今度、おや、いや、作者に教えてやろう(笑)」

笑いごとじゃないですよ。

「まぁともあれ、コレは昔の我々の象徴なんだ。外側に宇宙を投影して
いた時のね。また、あの時の意識に戻らないようにするための記念碑さ。
さぁこの辺にして先を進もうぜ!」

急に明るくなったジョニーを見て、僕は少し安心した。でも、まだ
僕には、この「忘却の星」の本当の意味がわかるには時間がかかりそうだ。
いつか、この記念碑の作者に会ってみたいと思うのだった。

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忘却の星 中篇

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ

「君には、アレが何に見える?」

そうですねぇ。なんか巨大な照明器具みたいです。

「アハハ、いい線いってるね(笑)アレは、大昔の我々の誤った
宇宙観を表しているんだ。」

誤った宇宙観??

「そう、この世界は一つの光、永遠不変にして無限の光、全く欠ける
ことのない完璧な光、それが真実であり、唯一の現実であった。
ところが、大昔その光の一部の子供が、空想の中で闇のシャボン玉を
創って遊んでいた。その光の子は、ある好奇心から、闇のシャボン玉
の中に隠れて暗闇ごっこをしていたんだ。」

ジョニーさん、何突然語ってるんですか? 昔親に隠れて押入れで、
遊んだ時の思い出話っすかぁ(笑)

「闇のシャボン玉に隠れて遊んでいた光の子は、ある時一抹の不安
を感じた。それは、光から離れているという罪悪感だったのさ。」

まぁ確かに、ある種の罪悪感があるから、一人遊びは楽しいですけどねぇ。

「ところが、その罪悪感を感じた瞬間、空想だった闇が急に現実味を
帯びてきた。光と闇の最初の分裂さ!」

光と闇の最初の分裂?

「そう、光の子は恐怖で焦った。しかし、光の親に対する罪悪感から、
光の子は、次なる分裂を選択してしまった。つまり、その罪悪感を
押し込めるための闇の領域を創造した。無意識と意識の分裂さ!」

“意識”って僕らのこの「意識」ですか?

「そう、罪悪感を無意識の領域に隠して、光の子は“意識”こそが
自分だと思い込もうとしたのさ。しかし今度は、その無意識の罪悪感が、
次なる分裂を誘う。」

次なる分裂?

「君はもう一つではないんだよ。どう隠したって、君はもう光の元から
離れているのさ。どうだ寂しいだろうという?という幻聴を聴く・・・。」

なんか悪魔のささやきみたいです・・・。

「アハハ、我々はこれをエゴのささやきというのだけどね。光の子で
ある“意識”は、寂しさのあまり、無数の意識へと自己分裂する。それが
アノ壁面にある無数の光で表されているのさ。」

あのたくさんの光は、分裂した無数の意識?? ジョニーは何を言って
いるのだろうか。ただ僕には、いつになく真剣なジョニーの語り口に、
何かただならぬ思いを感じ取ったのだった。

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忘却の星 前編

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ

僕はある時、カーのサイドウィンドをぼんやり眺めていると
なんとも奇妙な物体を見つけた。

ジョニーさん! ア、アレなんですか、なんか丸い鉄のような
固まりで、ほらキラキラ光ってるヤツ。

「ん〜、別にただの星じゃん」

そんなことありませんよ。だってあれ完全に人工物だし、どっかの
ステーションじゃないですか!

「ステーションじゃぁないと思うよ・・・」

やっぱり、知ってるんじゃないですかぁ〜。ねぇ教えてくださいよ。
近くに行って見てみましょうよ!

「別に面白くないし、見ても後悔するだけかもよ」

そう言われると、ますます見たくなるじゃないですかぁ〜。

ジョニーはいつになく、面倒くさそうにハンドルを回した。見る見る
近づく球体は、僕の予想を超えて巨大なものだった。鋼鉄に見える
球面に無数の小さい点のようなものがあり、そこから仄かな光が漏れて、
暗黒の宇宙空間に吸い込まれているように見えた。

「そうねぇ、我々の宇宙の記念碑みたいなものさ。けっこう有名な芸術家が
創ったんだぜ。“忘却の星”ってタイトルなんだけどね。」

忘却の星・・・

「まぁ、もっともみんなは“鎧の惑星”って呼んで、気味悪がっている
けどね(笑)」

鎧の惑星・・・。気味悪い? 僕には、充分キレイに見えますけどねぇ。

「あはは、確かに!君にはそう見えるだろうね(笑)ただ、我々にとっては
もう繰り返したくない過去の過ちのシンボルなのさ。」

僕は、ため息まじりで話をするジョニーを初めて見たような気がした。

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ゆるし屋ジェニー?

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ

僕は、深い眠りに落ちていたのだろうか。ふと気が付くと、
いつもジョニーが座っている席に、美しい女性が座ってた。

あ、あなた誰?

「誰って私よ。」

どことなくジョニーに面影が似たその女性は、キラキラとした
銀色の長い髪をなびかせながら、にっこりと僕の方を向いた。

「ふふふ、恋人のことでも考えていたのでしょ」

僕は、ドキドキしながら思い切って彼女に尋ねた。

もしかして、ジョニーさんの恋人?

「そうねぇ・・・。あなた達にとっては“恋人”と言った方が
わかりやすいかもね。でも、正確に言えば、あたなが見ている
のはジョニーの女性性というもう一つの側面よ(笑)」

じゃあ、あなたはジョニーさん・・・。到底信じられません!

「もともとね、あなたが一緒に旅をしている存在は、“J(ジェイ)”
という複合的魂の集合体なの。その男性的側面を、みなが“ジョニー”と
呼んでいるだけなのよ」

ジョニーさん・・・。ん〜、やっぱり違和感あります。

「ふふふ、じゃあ“ジェニー”とでも呼びなさいよ。それで雰囲気でる?
本当はどうでもいいことなんだけど・・・」

ジェニーさん! な、なんだかとろけそうです。

「でも、私はジョニーと一体なのよ! 勘違いしないでね(笑)」

僕は、頭が混乱しながらも、ジョニーに孤独感を感じない理由が、
何となくわかったような気がしていた。

「でもね、私達も地球では、あなたが言う“恋人同士”だったことも
あるのよ」

やっぱり、ジョニーの恋人じゃないですかぁ〜。

「あわてなさんな。恋人同士だったこともあれば、敵同士だったことも
あるし、愛しあったこともあれば、殺しあったこともあるのよ(笑)」

敵同士? 殺しあった?

「そう、いつも言ってるじゃないか。地球では本来一つのものが、二つに
分離して感じるんだよ! そして、それらは実際に起きていることでは
ない。幻想ということだね(笑)」

突然、耳慣れたジョニーの声が聞こえたと思ったら、昔見た3D映画の
ようにジェニーの面影が、見る見るうちにジョニーへと変化していった。

「あはははは、驚いたかい(笑) やっぱり、ジョニーの方がいいだろ!」

僕は、あまりに無邪気に笑うジョニーに、もう少しジェニーでいて欲しい
とは到底いえなかった・・・。僕は、この寂しさが、分離した心の幻影なの
なのかもしれないと何となく思い始めていた。

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ジョニーの恋人

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ

僕はいつも陽気なジョニーに疑問を持っていた。この人は、
一人で旅をしていて寂しくはないのだろうか。

ジョニーさんには、家族とか恋人とかいないんですか?

「もちろん、家族もいるし、パートナーもいるよ!」

じぁ、家族や恋人と遠く離れて、旅をしていて寂しくならないん
ですか? 僕はちょっとホームシックなんですけど・・・。

「あははっ、まさに地球人的発想! 我々は、家族とも恋人とも
離れてなんかいやしないよ。いつだって一緒にいるさ」

一緒に?? ジョニーさん、それ空想の世界でしょ。もしかして
負け惜しみですかぁ。

「君さすがにウザイねぇ(笑)君たちと我々は時空間の捉え方が
根本的にちがうんだよ。君たちは、ある対象を捉えるとき、そこに
距離や時間の差があると思い込んでいる。寂しさや不安、恐怖に
至る感情は、単に君らが最愛の人と「離れている」、「会えない」
そして、「分かり合えない」という勘違いから派生する幻なんだ。」

でも実際ここにいないじゃないですかぁ。ジョニーさん、それ地球じゃ
「妄想」って言うんですよ。

「ウルトラウザイねぇ君(笑)実際にいないというのは、肉体の中に
分離しているかのように思える君らの一部であって、本当の君らは、
肉体を超えて常に会ってるし、共にいるし、分かり合っている。ただ、
君らはそれを「現実」と思えないだけなんだ。我々にとっては、むしろ
君らの限定された感覚の方が「妄想」にしか思えないがねぇ(笑)」

でも、「寂しい」「会いたい」「分かり合いたい」という感情が「妄想」
だったら「恋愛」なんて出来ませんよ。

「あの人が居なくて寂しい、あの人にもう一度会いたい・・・、あの人と
もう仲直りできなかったら・・・と思うことで、君らは自らに「あの人」
との距離と時間を創造している。君らがこの距離と時間をリアルに感じて
いる限り、たとえ君の言う恋愛が成就しても、また次なる「あの人」を
追い求めることになる。つまり時間と距離を前提としたかけ引きの「恋愛」
だとすれば真の幸福を得ることはできないさ。」

でも、どうしたって、「寂しい」「会いたい」「分かり合いたい」という
感情は生まれますよ!それって「愛」じゃないんですか。

「それは宇宙では「愛」とは言わないなぁ。宇宙の愛とは、常に満たされて
いるわけだから。もし、そういう感情が生まれたら、それこそゆるしの銃口を
向ける。その感情は幻だと。そして、その感情を持ってしまう自分もゆるす(笑)」

ジョニーの言うことは、とても今の僕には受け入れ難い話だった。でも、
ジョニーを見ていると、もしかして誰かとテレパシーでつながっているのかも
知れないと思うほど、一人でいる孤独感は微塵も感じなかった。

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ヒカリ遊園地 後編

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ

ジョニーさん!すごく楽しかったです。なんか心が洗われたようです。

「そう、じゃぁ次の扉を開けてみようか」

そうジョニーの声が心に聞こえると、前方に再び白い光の扉が現れた。
僕は今度はどんな遊園地だろうとワクワクして扉を開けた。

その瞬間僕は、見慣れた地球の都会の交差点に立っていた。空は重い雲に
包まれ、排気ガスの立ち込める湿った空気で気分が一気に滅入ってきた。

すると前方から大きな横断歩道を渡って、たくさんの群集がこちらに
物凄い勢いで向ってきた。

一人の男性が僕の肩にぶつかった。僕が振りかえると、その男は「チッ」
と地面に唾を吐き捨てそのまま行ってしまった。

すると今度は腕が一瞬熱くなった。後ろから追い越していった男の
タバコの火が僕の腕にあたったのだ。僕はイライラしてその男に注意
しようとしたが、ヘッドホンからは大音量がもれていた。

そして今度は横をすり抜けようとする携帯電話を片手にした女性が大声で
怒鳴っていた。

「時間がないです!間にあわなかったら私はもう生きていられません!」

僕は不安な気持ちになった。そしてどこからか怒りが湧いて来たその時、
前方の信号が青から赤へと変わった。

けたたましいクラクションの音と同時に、たくさんの車が爆音とともに
僕に向って走ってきた。

「どけどけ!ひいちまうぞ!」

僕は恐怖と緊張のあまり身動きができず、その場にしゃがみこみ頭を抱えた。

「どうだい!楽しかったかい?」

ジョニーの声が僕の心に響いた瞬間、辺りは暗闇に戻っていた。

ジョニーさん楽しいわけないじゃないですかぁ〜。さっきの部屋とは天国と
地獄ですよ。冗談きつなぁ。

「あはは、この遊園地には一つしか部屋はないよ」

ひ、一つ…。

「そう、最初のも後のも全く同じ部屋。ただちょっと細工があるんだけどね(笑)
最初の部屋は、君の過去の経験的思考が反映しないような仕組みになって
るだけさ」

僕の過去の経験的思考??

「後の部屋は今の君が見たままの風景さ。そして最初の部屋は、本当の
君が見ている風景ってとこかな(笑)」

ヒカリ遊園地は僕にとってほろ苦い後味だった。でもジョニー達みたいに、
この二つの部屋が一つに感じられるのであれば、それは本当に夢の遊園地
なのかもしれないと僕は思った。

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ヒカリ遊園地 前編

『ゆるし屋ジョニー』シリーズ

「折角、街に来たし、ついでだから遊園地でも行ってみる?」

ジョニーはニヤニヤしながら言った。

やだなぁジョニーさん、僕はもう子供じゃないですよ。

「あはは、無垢な子供に遊園地は必要ないさ。大人だから必要なんだろう」

そしてジョニーは僕をある何の変哲もないビルの前まで連れてきた。
看板には「ヒカリ遊園地」という文字が見えた。

「さぁ扉を開けて入ってご覧!」

僕は恐る恐る扉を開けて中へ入ると、真っ暗な巨大な空間が現れた。
すると入口は自動でしまって僕は暗闇に取り残された。

「さあこれから本当の扉が現れるから、その扉を開けるんだ」

ジョニーの声が心に響くと同時に、暗闇の前方に白く光る扉が現れた。
僕は、慎重に足元を確認しながら、扉に近づき取っ手をひねった。

その瞬間、僕は眩い白い光に包まれた。とても清々しい青空のもとで
温かい太陽の光に包まれている心地よさだった。

すると今度は、正面から緑色の光った粒子が風のように僕を巻き込んだ。
ペパーミントのような爽やかな香りが香るようだった。

続けて後ろから今度は仄かに赤く光った粒子が僕を通過していった。
天国から聴こえてくるような優しいメロディーが流れるようだった。

そして今度は青と黄色の光が交換しながら僕を通過していった。
遠い記憶の中でささやいている天使の声が聴こえたようだった。

そして、すべての光の流れが止まった。一瞬の静寂・・・。
何かが切り替わった感じがした。

するとその瞬間、今度は両脇から色とりどりの光の乗り物が僕に向って
流れ出した。様々な色の乗り物が絡み合い虹色の一つの乗り物になり
僕を宙へと誘っていった。

渦巻くように旋回しながら上昇した虹色の光は、はじけ飛び空間全体を
満たした。それと同時に、僕という存在も光になってはじけ飛んだ。
僕は何とも言えない浮遊感と安心感に包まれながら、今まで感じた
こともない恍惚感に満たされていた。

「どうだい!楽しかったかい?」

ジョニーの声が心に響いた瞬間、辺りはもとの暗闇に戻っていた。

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